会長挨拶

ご挨拶 会長 松本 宏思

「 感謝をかたちに・・・未来へつなぐ 」

 私が鳥取ロータリークラブ2023-24年度の会長を
お受けすることになって、真っ先に頭に浮かんだのは、
父の旧友でもある故村江パストガバナーから、
最初に鳥取ロータリークラブにお誘いいただいた時のことです。

お盆にご自宅に伺った時でした。庭の見える部屋でお茶をいただきながら、
亡き父の話や庭木の手入れの話をしながら
「おい ロータリークラブにはいらんかロータリークラブはいろいろな仕事の
人間が居って楽しい所だけ。」と声をかけていただいてから18年。

松本 宏思

 諸般の事情により、それから1年半後に入会しました。以来、多くの会員のみなさまに出会い、多くの楽しい時間を過ごし、多くのことを学んでいます。このことは、今の私の仕事にも大きな力を与えてくれています。また、私の人生を豊かにしてくれています。

 いま私がこの場所に居られるのは、両親がいて、家族がいて、支えて下さるみなさんがいて、地域に育てられ、自然に育てられ、友人に育てられてきた証です。

 また、新型コロナウイルスの感染症拡大によって、世界中が繋がっていることを改めて確認することができました。最初にウイルスに感染したのは、どんな人か、名前も知らず、会ったことも無い人です。ウイルスは、あっという間に世界中に広がり、多くの人が感染し多くの人が亡くなりました。そして多くの人が傷つきました。

 世界中の多くの国々が国を閉ざし、国内では県をまたいだ移動を制限し、親しい人と会うことすらままならない時がありました。会いたい人に会いたい時に会い、行きたいところに行きたい時に行き、食べたい時に食べたいものを食べられることが当たり前だと思って生活してきたこと。人間が、この世の中を思うままにコントロールできるという慢心をあざ笑うかのように。新型コロナウイルスによるパンデミックが起こりました。

 私たちは、私たち自身に生かされています。私たちは、周りの人たちに生かされています。私たちは、世界中の人たちに生かされています。このことに感謝し恩に報いることを、2023-24年度のテーマとして『感謝をかたちに・・・未来へつなぐ』と表現しました。

 今年度は、会員のみなさんがお互いに感謝し尊敬し合える関係を築き、鳥取ロータリークラブ72年の歴史の中で在籍された会員に感謝し、ロータリークラブの活動を支えて下さる全ての方々に感謝する気持ちを、会員みなさまと共有して、未来に繋がる活動をして行きたいと思います。